「薬でも手術でもなく、アプリで病気を治す」。この一見すると突飛に思えるアプローチを、国の承認という最も厳格なハードルを越えて実現したのが株式会社CureAppです。

同社が開発する「治療用アプリ」は、単なる健康管理アプリやウェルネスサービスではありません。スマートフォンのソフトウェアそのものが「プログラム医療機器(SaMD)」として薬事承認を受け、医師の処方のもとで保険診療の一環として患者に提供される、れっきとした医療機器です。

CureAppは2014年、呼吸器内科医である佐竹晃太氏によって創業されました。医療現場の課題を知り尽くした医師が、ソフトウェアという新しい武器で治療の可能性を広げようとしている——ここに、この企業の独自性があります。

この記事では、医療・ヘルスケア領域への転職を検討している方に向けて、CureAppの事業・強み・年収・働き方・転職難易度を、できる限り公開情報に基づいて解説していきます。

企業概要

まずは、CureAppの基本情報を整理します。CureAppは非上場のスタートアップであり、資本金・従業員数・売上高・平均年収などの多くは公式に開示されていません。以下の表では、公開情報で確認できる項目と、非公開の項目を分けて記載しています。

項目内容
会社名株式会社CureApp(CureApp, Inc.)
設立2014年7月
代表者代表取締役社長兼CEO 佐竹晃太(医師)
本社所在地東京都中央区日本橋小伝馬町
資本金非公開(企業情報サイトでは1億円とされるが公式明記なし)
従業員数約300名規模とされる(急成長中のため変動あり・公式最新値は非公開)
上場区分非上場(未上場・証券コードなし)
売上高非公開
平均年収非公開
平均年齢非公開
平均勤続年数非公開
事業内容治療用アプリ(デジタル治療/DTx・プログラム医療機器)の研究開発・販売

補足すると、CureAppは複数のベンチャーキャピタルや事業会社から資金調達を行いながら成長してきた研究開発型スタートアップです。2022年8月にはシリーズGとして投資会社カーライルから約70億円を調達したことが公表されており、この時点で累計調達額は約134億円に達したと報じられています。第一生命保険、Beyond Next Ventures、慶應イノベーション・イニシアティブ、SBIインベストメントなど、多様な投資家が名を連ねています。

医療機器という規制の厳しい領域で事業を営むため、臨床試験・薬事承認・保険適用という長いプロセスを経てはじめて売上が立つビジネスモデルです。一般的なITスタートアップとは時間軸が大きく異なる点は、転職を検討するうえで理解しておきたいポイントです。

主な事業内容

CureAppの事業は、「治療用アプリ(プログラム医療機器)」の研究開発・販売という一点に集約されています。ただしその中身は、医学的エビデンスの構築、ソフトウェア開発、薬事対応、保険収載、そして販売・普及活動という、幅広い専門領域の集合体です。

ここでは、同社が世に出してきた主要プロダクトと開発中のパイプラインを軸に、事業の全体像を見ていきます。

CureApp SC ニコチン依存症治療アプリ

CureAppの名を一躍知らしめたのが、ニコチン依存症治療アプリ「CureApp SC」です。2020年8月に薬事承認を取得し、同年12月に保険適用・販売が開始されました。これは日本で初めて「治療用アプリ」として承認された医療機器であり、医療史における一つの節目となりました。

このアプリは、禁煙外来を受診した患者に医師が処方するかたちで使われます。患者はアプリを通じて日々の状態を記録し、個々の状況に応じたガイダンスや心理的サポートを受けることで、離脱症状のつらい時期を乗り越えていきます。これまで医薬品とカウンセリングが中心だった禁煙治療に、ソフトウェアという新しい選択肢を加えた点に大きな意義があります。

CureApp HT 高血圧治療補助アプリ

2つ目の柱が、高血圧治療補助アプリ「CureApp HT」です。2022年4月に薬事承認を取得し、同年9月に保険適用となりました。高血圧領域の治療用アプリとしては世界初と報じられており、CureAppが世界的にも先端を走っていることを示すプロダクトです。

高血圧は生活習慣の影響が大きく、食事・運動・服薬などの継続的な行動変容が治療の鍵を握ります。CureApp HTは、患者一人ひとりの生活習慣に合わせた指導をアプリ上で提供し、医師の診療を補完します。多くの患者を抱える医療現場において、限られた診療時間を補うツールとしての役割が期待されています。なお、この高血圧治療補助アプリについては、2024年に帝人ファーマとの共同販促・販売委託契約が公表されており、大手製薬企業の販売網を活用した普及も進められています。

CureApp AUD 飲酒量低減治療補助アプリと開発パイプライン

3つ目の承認プロダクトが、アルコール依存症(飲酒量低減)を対象とする「CureApp AUD」です。2025年2月に薬事承認を取得しており、国内初の減酒治療アプリと位置づけられています。ニコチン依存症・高血圧に続き、生活習慣や行動変容が深く関わる依存症領域へとプロダクトの幅を広げた実績です。

CureAppはこれら承認済みプロダクトにとどまらず、複数の疾患領域で治療用アプリの開発を進めています。非アルコール性脂肪肝炎(NASH)はサワイグループと、乳がん患者支援アプリは第一三共と、それぞれ共同で開発・臨床試験が進められていると公表されています。CureAppの技術と製薬企業の疾患知見・販売網を組み合わせることで、新たな治療用アプリの創出を目指しており、研究開発型企業として、パイプラインの厚みが今後の成長を左右する構造です。

株式会社CureAppの強み

CureAppには、他の医療系スタートアップやIT企業とは一線を画す独自の強みがあります。ここでは代表的なものを整理し、それぞれが転職者にとってどんな意味を持つのかを考えていきます。

強み1. 日本初・世界初の実績によるパイオニアポジション

CureApp最大の強みは、「日本初の治療用アプリ」「世界初の高血圧治療用アプリ」という、他社が容易には奪えない実績です。新しい医療カテゴリを規制当局とともに切り拓いてきた経験は、後発が模倣しにくい無形資産です。

転職者にとっては、「前例のない領域を、制度そのものを含めて作ってきた組織」で働ける意味は大きいものです。マニュアルのない課題に取り組み、自らが業界標準を形づくっていく経験は、他社ではなかなか得られません。

強み2. 医師が経営する医療への深い理解

創業者であり代表取締役社長兼CEOの佐竹晃太氏は、呼吸器内科医です。医療現場の課題、医師の思考、患者が置かれる状況を肌感覚で理解している経営陣が舵を取っている点は、医療プロダクトを作るうえで決定的なアドバンテージになります。

「作り手が現場を知らない」ことによるズレが起きにくく、プロダクトが実際の臨床に根ざしやすい。医療という命に関わる領域で、この解像度の高さは信頼性に直結します。医療業界からの転職者にとっては、自分の現場知が正しく評価されやすい環境とも言えます。

強み3. 医学的エビデンスに基づく開発姿勢

治療用アプリは、医薬品と同じように臨床試験でその有効性を証明しなければ承認されません。CureAppはこの厳格なプロセスを繰り返しクリアしてきており、「エビデンスで語る」文化が組織に根付いています。

これは、単に「便利そうなアプリ」を作るのではなく、科学的に効果が実証されたものだけを世に出すという姿勢の表れです。転職者にとっては、自分の仕事が厳密な検証を経て社会に届く実感を得やすい一方、スピードよりも確実性が重んじられる働き方への理解が求められます。

強み4. 製薬企業・アカデミアとの強固なネットワーク

CureAppは、帝人ファーマ・第一三共・サワイグループといった製薬企業や、慶應義塾大学医学部などの研究機関と連携しながら開発を進めています。製薬企業の疾患知見・臨床開発ノウハウ・販売網と、CureAppのソフトウェア技術を掛け合わせることで、単独では難しい規模の事業展開が可能になります。

こうしたネットワークは、新しいパイプラインを生み出す源泉であると同時に、事業の安定性にも寄与します。転職者にとっては、製薬・アカデミア・スタートアップという異なる文化が交差する場所で働く、刺激的な経験につながります。

強み5. 医療とソフトウェアが交わる希少な専門性

CureAppには、医師・薬事の専門家・臨床開発担当・ソフトウェアエンジニア・デザイナーなど、通常は交わらない専門性を持つ人材が集まっています。この「越境した専門性の集合」こそが、治療用アプリという新カテゴリを生み出す土壌になっています。

転職者にとっては、自分の専門分野を軸にしながら、隣接する領域の知識を吸収できる希少な環境です。医療知識を持つエンジニア、開発を理解する薬事担当といった「ハイブリッド人材」へと成長する機会が豊富にあります。

強み6. 社会課題への直接的なインパクト

禁煙、高血圧、生活習慣病——CureAppが扱うのは、いずれも多くの人の健康と社会保障費に関わる大きなテーマです。自分の仕事が「病気を治す」というダイレクトな社会的インパクトにつながる点は、金銭的報酬とは別の強い動機になります。

ミッションドリブンな人材にとって、この「意義の大きさ」は他社にはない魅力です。医療の未来を自らの手で作っているという実感が、日々の仕事の推進力になります。

株式会社CureAppの年収事情

CureAppの平均年収は公式に開示されていません。非上場のスタートアップであり、有価証券報告書のような開示義務がないため、正確な数値を示すことはできません。以下のレンジは、医療系スタートアップ・SaMD企業一般の傾向をもとにした参考値であり、CureAppの実額を保証するものではない点にご注意ください。

職種別の想定年収レンジ

職種想定年収レンジ(参考・推計)
若手・アシスタント職400万〜550万円程度
ソフトウェアエンジニア550万〜900万円程度
薬事・臨床開発担当550万〜900万円程度
プロダクトマネージャー700万〜1,000万円程度
事業開発・アライアンス600万〜1,000万円程度
管理部門(人事・法務・経理)500万〜850万円程度
メディカル系専門職(医師・薬剤師等)700万円〜(経験・役割により大きく変動)
マネージャー・部門長クラス900万〜1,300万円程度

繰り返しになりますが、上記はあくまで医療スタートアップ全般の相場から推計した目安であり、CureAppが公表した数値ではありません。実際の提示額は、募集ポジション・経験・専門性によって大きく変わります。

給与制度の特徴

スタートアップでは、基本給に加えてストックオプション(新株予約権)が報酬パッケージに組み込まれることが一般的です。CureAppでも同様の制度がある可能性はありますが、具体的な設計は公表されていません。将来的な上場や企業価値向上を見据えて、キャッシュの年収だけでなく株式インセンティブを含めた総額で報酬を捉える視点が重要になります。

一方で、研究開発型のビジネスは売上が立つまでの時間軸が長く、短期的に大幅な昇給が続くとは限りません。ミッションへの共感を軸に、中長期のキャリアとして捉える姿勢が求められます。

年収を見る際の注意点

  • CureAppは非上場のため平均年収は非公開。ネット上の口コミ数値は一次情報ではなく、参考程度にとどめるべき
  • 提示額は職種・専門性・経験で大きく変動する。同じ「エンジニア」でも役割によって幅が広い
  • ストックオプションを含む総報酬で評価する必要があり、キャッシュ年収だけで判断すると実態を見誤る
  • スタートアップ特有の資金調達フェーズにより、待遇や体制が変化しうる点を織り込む必要がある

株式会社CureAppの働き方・福利厚生

CureAppの働き方や福利厚生の詳細は、公式に網羅的な開示があるわけではありません。ここでは、医療系スタートアップとして一般的に想定される働き方の傾向と、留意すべき点を整理します。具体的な条件は必ず求人票や面接で確認してください。

勤務時間・休日:スタートアップではフレックスタイム制や裁量労働制を導入している企業が多く、CureAppでも柔軟な勤務形態がとられている可能性があります。ただし、薬事対応や臨床試験、製薬企業との協業など、外部の期日に左右される業務では繁忙の波があると考えられます。

リモートワーク:職種によってはリモートワークと出社を組み合わせたハイブリッドな働き方が可能とされることが多い領域です。一方で、医療機器としての品質管理や機密性の高い業務では出社が求められる場面もあり得ます。

福利厚生(一般的に想定される項目)

  • 各種社会保険完備
  • 交通費支給
  • フレックスタイム制/裁量労働制(職種による)
  • リモートワーク制度(職種による)
  • ストックオプション制度の可能性
  • 書籍・学習支援などの自己研鑽サポート
  • 医療・ヘルスケア領域の勉強会や社内知見共有
  • 副業に関する規定(企業により異なる)
  • 健康診断
  • 育児・介護に関する制度
  • カジュアルな服装での勤務

注意点:上記はあくまで一般的な想定であり、CureApp固有の制度を保証するものではありません。研究開発型スタートアップは事業フェーズによって制度や体制が変化しやすいため、入社前に最新の条件を必ず確認することが重要です。

株式会社CureAppの社風・カルチャー

一言で表すなら「ミッションで動く医療のパイオニア集団」

CureAppの社風を一言で表すなら、「治療用アプリで医療を変える」という強いミッションのもとに集まった、専門家のパイオニア集団と言えます。医師が創業し、エビデンスを重んじる文化があるため、単なるノリや勢いではなく、根拠に基づいて物事を進める真面目さが根底にあると考えられます。

前例のない領域を切り拓く以上、答えのない問いに向き合い続ける姿勢が求められます。指示待ちではなく、自ら課題を定義して動ける人が力を発揮しやすい環境です。

評価される人物像

CureAppで評価されやすいのは、「医療の未来を良くしたい」という志と、それを実現するための専門性・実行力を併せ持つ人です。医療・薬事・開発・事業開発と、専門領域はさまざまですが、共通して求められるのは、異なる職種の相手と協働しながら、複雑な課題を前に進める力です。

また、規制の厳しい医療領域では、慎重さと丁寧さが不可欠です。スピードを追いつつも、品質やエビデンスを軽視しないバランス感覚を持つ人が信頼を得やすいでしょう。

表面的なイメージと実態の差

「アプリの会社」と聞くと、身軽で華やかなITスタートアップを想像するかもしれません。しかし実態は、臨床試験・薬事承認・保険収載という長く地道なプロセスと向き合う、医療機器メーカーとしての性格が強い組織です。

派手なグロースよりも、科学的な検証を重ねて一つずつ成果を積み上げる働き方が中心になります。この「地道さ」を理解せずにスピード感だけを期待すると、入社後にギャップを感じかねません。医療とテクノロジーの両面を持つ、独特のカルチャーであることを理解しておくことが大切です。

株式会社CureAppの転職難易度

難易度:A級

CureAppへの転職難易度は高いと考えられます。医療・薬事・臨床開発・ソフトウェア開発といった専門性の高い職種が中心であり、それぞれの領域で確かなスキルや経験が求められるためです。加えて、非上場スタートアップとして採用枠が限られる傾向にあり、狭き門になりやすい構造があります。

一方で、治療用アプリという新カテゴリを担う組織であるがゆえに、「既存業界の経験がそのまま当てはまらない」ケースも多くあります。医療の知見とテクノロジーへの理解を橋渡しできる人材は市場に多くないため、こうしたハイブリッドな適性を持つ人にとっては、むしろチャンスが開けている面もあります。

理由1. 専門性の高い職種構成

CureAppの募集ポジションは、薬事・臨床開発・ソフトウェアエンジニア・プロダクトマネージャー・メディカル専門職など、いずれも高い専門性を要するものが中心です。汎用的なスキルだけでは太刀打ちが難しく、それぞれの領域での実績や知識が問われます。

理由2. 医療とテクノロジーの交差点という特殊性

CureAppでは、医療知識とソフトウェア開発の両方を理解していることが強く評価されます。どちらか一方に偏っていると、入社後に活躍するまでのキャッチアップが大変になりがちです。この「越境した理解」を持つ人材は希少で、採用側も見極めに慎重になります。

理由3. ミッションフィットの重視

研究開発型スタートアップでは、スキルだけでなく「なぜこの会社なのか」というミッションへの共感が重視されます。売上が立つまで時間のかかるビジネスだからこそ、長く粘り強く取り組める動機の強さが問われます。表面的な志望動機では、選考を通過するのは難しいでしょう。

株式会社CureAppに向いている人

1. 医療を良くしたいという強い志を持つ人

CureAppの根幹は「治療用アプリで医療を変える」というミッションです。医療現場の課題を自分ごととして捉え、それを解決したいという内発的な動機を持つ人は、この環境で大きなやりがいを感じられます。

2. 前例のない領域を切り拓ける人

治療用アプリはまだ発展途上のカテゴリです。マニュアルのない課題に対して、自ら考え、周囲を巻き込みながら道を作っていける人が活躍します。曖昧さを楽しめる胆力が求められます。

3. 専門性を軸に越境できる人

医療・薬事・開発・事業開発——自分の専門分野を持ちつつ、隣接する領域の知識も貪欲に吸収できる人は、CureAppのハイブリッドな環境にフィットします。専門を深めながら幅も広げたい人に向いています。

4. エビデンスと丁寧さを大切にできる人

医療機器という命に関わる領域では、科学的な根拠と品質への丁寧さが不可欠です。スピードだけでなく、確実性や検証を重んじる姿勢を持てる人は、この組織で信頼を得やすいでしょう。

株式会社CureAppに向いていない人

以下は批判ではなく、あくまでミスマッチを防ぐための整理です。相性は人それぞれであり、当てはまるからといって能力を否定するものではありません。

  • タイプ1:短期で目に見える成果や急激な年収アップだけを求める人——研究開発型のビジネスは時間軸が長く、短期の派手な成果は出にくい構造です。
  • タイプ2:規制やルールの多さを煩わしく感じる人——医療機器領域は薬事規制が厳格で、丁寧なプロセスが不可欠です。
  • タイプ3:明確な指示のもとで動きたい人——前例のない領域では、自ら課題を定義して動く自律性が求められます。
  • タイプ4:安定した大企業の体制や待遇を第一に求める人——非上場スタートアップは、事業フェーズによって体制や条件が変化しやすい面があります。
  • タイプ5:ミッションよりも待遇を優先したい人——強い共感がないと、時間のかかる仕事を粘り強く続けるのは難しくなりがちです。

株式会社CureAppの選考対策

1. ミッションへの共感を自分の言葉で語れるようにする

CureAppの選考では、「なぜ治療用アプリなのか」「なぜCureAppなのか」を深く問われることが想定されます。同社のプロダクトや医療課題への理解を踏まえ、自分自身の経験や価値観と結びつけて語れるよう準備しましょう。

2. 治療用アプリと医療機器規制への理解を深める

治療用アプリ(プログラム医療機器/SaMD)が、通常のアプリと何が違うのか、なぜ薬事承認が必要なのかを理解しておくことは重要です。この領域の基本的な仕組みを押さえておくと、面接での議論に深みが出ます。

3. 自分の専門性がどう貢献できるかを具体化する

医療・薬事・開発・事業開発など、自分の強みがCureAppのどの部分に貢献できるのかを、具体的なエピソードとともに示せるようにしましょう。抽象的な意欲ではなく、実績に裏打ちされた貢献イメージが評価されます。

4. 越境志向をアピールする

医療とテクノロジーが交差する組織では、自分の専門外の領域にも関心を持ち、学ぼうとする姿勢が歓迎されます。過去に異なる職種と協働した経験や、新しい分野を学んだ経験があれば、積極的に伝えましょう。

5. 長期視点でのキャリア観を示す

研究開発には時間がかかります。短期的な成果だけでなく、中長期でこの領域にコミットする覚悟を示せると、採用側の安心感につながります。

6. 公開情報を丁寧に読み込む

CureAppの公式サイトやプレスリリースには、プロダクトや提携、ビジョンに関する情報が発信されています。これらを丁寧に読み込み、事実に基づいた志望動機を組み立てることが、他の候補者との差別化につながります。

株式会社CureAppへの転職で評価されやすい経験

  • 医療機器・製薬領域での薬事申請や承認取得の経験
  • 臨床試験・治験の企画・運用の経験
  • 医療・ヘルスケア分野でのソフトウェア開発経験
  • 品質管理(QMS)や医療機器の規制対応の知識
  • 医師・薬剤師・看護師などの医療専門職としての現場経験
  • プロダクトマネジメント(特に規制のある領域での経験)
  • 製薬企業や医療機関とのアライアンス・事業開発の経験
  • 医療データの取り扱いやプライバシー対応の知見
  • 新規事業・0→1フェーズでの立ち上げ経験
  • 規制産業でのプロジェクトマネジメント経験
  • UI/UXデザイン(医療・ヘルスケア領域での実績があれば尚可)
  • 保険償還・診療報酬制度に関する知識
  • 医学論文の読解や医学的エビデンスの理解
  • 異なる専門職と協働した越境的なプロジェクト経験

特に評価されやすいのは、「医療の知見」と「テクノロジーの理解」の両方を橋渡しできる経験です。 どちらか一方の専門家は世の中に多くいますが、両者をつなぎ、複雑な課題を前に進められる人材は希少であり、CureAppのようなパイオニア企業では強く求められます。

まとめ

株式会社CureAppは、日本で初めて「治療用アプリ」を世に出した、医療とテクノロジーの境界を切り拓くパイオニア企業です。ニコチン依存症・高血圧の治療用アプリを実用化し、さらに多くの疾患領域で開発を進めるその姿は、医療の未来そのものを形づくっていると言えます。

一方で、CureAppは非上場のスタートアップであり、資本金・従業員数・売上高・平均年収といった数値の多くは非公開です。研究開発型のビジネスゆえに時間軸が長く、規制対応の丁寧さが求められる、独特の働き方があります。華やかなITのイメージだけで捉えると、実態とのギャップを感じるかもしれません。

だからこそ、CureAppに向いているのは、「医療を良くしたい」という強い志を持ち、専門性を軸に越境しながら、前例のない課題に粘り強く取り組める人です。医療の知見とテクノロジーの理解を橋渡しできる人にとっては、他にはない挑戦の場が広がっています。

もしあなたが、ソフトウェアの力で人々の健康と医療を変えることに心を動かされるなら、CureAppは検討する価値のある一社です。選考にあたっては、事実に基づいて同社を深く理解し、自分の経験と志を丁寧に結びつけることが、道を開く第一歩になるはずです。あなたのキャリアが、意義ある挑戦につながることを願っています。